臓器別専門医療の発展はめざましく、患者さんの多くの健康問題を解決しています。
一方で専門医療のみでは解決しない問題も多く、患者さんのニーズに答えきれていません。多くの患者さんが高度な医療技術のみでなく、十分な対話と情報提供や、自らの治療への参加を望んでいます。当施設群では地域の患者さん、住民の方々の声を重視し、患者さん、住民の方々の医療・福祉への参加による、地域のネットワーク作りを目指してきました。しかし医師がそのような活動を推進する能力を高めるための教育プログラムは持っていませんでした。日本家庭医療学会の認定を受けるプログラムを策定することによって、地域の患者さん、住民の方々のニーズに答え、当施設群の目指す医療の実現につながり、ひいては日本の医療の発展に寄与すると考えています。
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